『休暇』 作品案内

山梨ロケの映画 『休暇』

2008年12月20日、山梨日日新聞記事−第5回ドバイ国際映画祭に出品されていた映画「休暇」が19日未明(現地時間18日夜)審査員特別賞に選ばれた。今回から新たに加わったアジア・アフリカコンペティションの長編劇映画部門で邦画作品初の受賞となった。
2008年12月09日、山梨日日新聞記事−「休暇」主演の小林薫さんと西島秀俊さんが、2009年2月1日に開催される第30回ヨコハマ映画祭の主演男優賞と助演男優賞をそれぞれ受賞することが8日、決まった。小林さんは第8回同映画祭で助演男優賞を受賞している。「休暇」は作品ベストテンの10位に選ばれ、1位の「おくりびと」などとともに上映される。
全国公開は6月7日からで、東京、大阪、宮城、愛知、京都、兵庫などの30館で上映されます (山梨日日新聞 2008年05月11日)
2008年2月23日(土)〜4月25日(金)、山梨独占先行ロードショー
 4月24日に鑑賞、「休暇」から死刑制度を考えさせられた、とブログを書きました。

山梨日日新聞創刊135周年・山梨放送開局55周年記念作品

生きることにした。- - - - - 人の命とひきかえに。

他入の命を奪うことで得られる幸せは、果たして本当の幸福と言えるのだろうか・・・?

死刑囚を収容する拘置所に勤務する刑務官たち。彼らは常に死と隣り合わせの生活を余儀なくされる。ベテラン刑務官、平井もそのひとり。心の平穏を乱すことには背を向け決まりきった毎日を淡々とやり過ごす男。そんな平井がシングルマザーの美香と結婚することになった。なかなか打ち解けない連れ子との関係を築く間もないまま挙式を目前に控えたある日、死刑囚・金田の執行命令が下る。執行の際、支え役(死刑執行補佐)を務めれば1週問の休暇を与えられると知った平井は、新しい家族と共に生きるため、究極の決断をするのだった・・・。

原作は「戦艦武蔵」「魚影の群れ」「闇にひらめく」(『うなぎ』の原作)の文豪、吉村昭の短編小説。今まで無為に過ごしてきた男が人生を見つめ直すために乗り越えなければならない大きな壁。希望を奪われた死刑囚の抱える闇と、彼の未来を奪う使命を託された刑務官たちの苦悩。さらには彼らと関わりを持つ者の深い哀しみと愛情。死刑に至る日々と親子3人のささやかな新婚旅行を通してそれぞれの幸福、家族の絆が浮き彫りとなり、生死と直面した人々の骨太で感動的なドラマが展開されていく。

豪華キャストによって描かれる、かぎりない優しさにあふれた人間ドラマ

主演の平井に 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 『歓喜の歌』の小林薫。 生きることの意義を見出していく不器用で寡黙な刑務官に扮し、代表作と呼ぶにふさわしい名演を見せる。 死刑囚・金田に『Dolls』『大奥』の西島秀俊。 あらかじめ未来を失った青年を圧倒的な存在感で見事に体現。また平井を本能的な優しさで受け入れる妻の美香には 『HEROO』の大塚寧々、平井の上司・三島に 『Life on the Longboard』 『花は散れども』 の大杉漣、部下の大塚に『カミュなんて知らない』の柏原収史といった多彩なキャストが顔を揃えた。 監督は、モントリオール世界映画祭に出品きれた『棚の隅』の新鋭、門井肇。非常に困難な題材を、繊細かつ温かい視点で大胆に描ききる。また脚本に『まだ楽園』の佐向大、撮影に『サウスバウンド』の沖村志宏、編集に『バッシング』の金子尚樹といった有能なスタッフが結集した他、『刑務所の中』『13階段』にも参加した元刑務官・坂本敏夫がアドバイザーとして名を連ね、リアルな描写を追求している。

eigakyuka.com、このサイトの閲覧上の留意点は1月30日のブログ記事に書きました。

【リーフレット二面(下図のテキスト部)からの転載です】

ICT甲府のブログ記事−小池和洋プロデュース映画・休暇 2007.12.01
映画 「休暇」、2月に山梨公開 2008.01.01

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