甲府市藤村記念館

2007年第22回現代美術こうふ展

武田神社の西隣にある甲府市藤村(ふじむら)記念館で開催されている現代美術こうふ展に出かけてきました。平日でしたが風林火山博のツアーと思える観光客で武田神社も賑わっていました。バスに戻るルートとしては藤村記念館の前を通って堀に架かる橋を渡る順路もありますので、こちらを歩いている方々もおられましたが、ふと耳に入った言葉は「甲府にも関係あるのかね」、そして「ふじむらだってさ」と記念館の前から戻ってきた一人が言っています。「藤村記念館」の表示で島崎藤村と甲府の関係を想像なさったのでしょう。実は私も初めて「甲府市藤村記念館」の文字を目にした時に誤解しました、その誤解はホームページ検索ですぐに解消しましたが。「藤村記念館」については以前から温めている別な記事にします。
藤村記念館
第22回現代美術こうふ展
藤村記念館
第22回現代美術こうふ展
 
今回の現代美術こうふ展は6名の作家の作品が各部屋ごとに置かれていました。インスタレーションと呼ばれるものだと思いましたが、それは作品単独では無く作品とそれが設置された場との関係において表現される芸術表現だと、私は理解しています。その意味からこの「藤村記念館という場」で心に残ったのは下の写真の作品でした。白いブラウスに長い紺のスカートという女の先生が弾くオルガン、それを囲む子供たち、部屋から懐かしい小学唱歌が聞こえてくるように思えて、しばらくその場にたたずんでいました。
・・・なぜ涙が出そうになるのだろう、以前ここで『戦後60年、あの時、あの頃』という展示を見たからかも知れません・・・そして先日鬼籍にはいられた方、その方もこのような環境で少女時代を過ごされたはず・・・今は美しい花畑の中を昔ながらにお丈夫な脚で元気に歩き回っておられるかも・・・英太郎先生とご一緒に
藤村記念館
丸山純子作品
藤村記念館
「無音花畑-藤村記念館-」
 
現代美術こうふ展
第24回-2009年2月14日~3月1日、甲府市立図書館で開催、「図書をめぐる場」
第23回-2008年3月15日~3月30日、甲府市中心街にて開催、「こうふのめでたいを集めた展覧会」
第22回-2007年3月10日~3月25日、藤村記念館にて開催、「空間の味解(みかい)-6つの解釈」
第21回-2006年1月14日~1月29日、甲府市総合市民会館1階多目的室・2階展示室にて開催、「描くということ」(PDFファイル 268 KB)
第20回-2005年2月11日~2月20日、「あるじゃん」にて開催、「第20回記念」
第19回-2004年11月23日~12月7日、甲府中心街空き店舗及び甲府銀座ビル5階「あるじゃん」にて開催、「甲府・遊歩 アートパワーで街を活性化」
第18回-2003年2月15日~3月2日、甲府市中心街にて開催、「甲府・遊歩」
甲府市藤村記念館
現代美術第24回
現代美術第23回
・空間の味解展
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